ぶうたれオヤジの日記

ここはYouTube画像はiframe直リンク不可なので、文章主体にします。

スズメ天国(35)♪

 昨日(9/19)は(ソフトのオンライン更新があって)写真のサイズ変更に手間取り出発が遅れたため、公園に着いたのは11時近かった。現場に行く途中噴水脇の通路になぜか雀たちが集まっていたので、私は食パンの封を破り、パンを連続技で千切っては投げ千切っては投げして、5分くらいで1枚(5枚切り)をほぼ播き切った。終わりの頃はハト2羽も来てスズメちゃんたちも次々退散したので、私もその場を離れいつもの場所へ移動した。

「森」にはハトもスズメも1羽もいなかった。ためしに一かけらパンを投げてみたが1羽も舞い降りて来なかった。それで「桃園に行っているな・・」と見当をつけて西端まで行くと、以前淀川の話をいろいろ聞かせてくれた船乗り氏が一人で餌を播いていたのである。私は「お久しぶりです」と声をかけてから彼と同じ岩に座り、今度は忘れないようメモを取りながら、前回の話を再確認した。こういう情報はお金では買えないし、本にもなかなか書かれていないから貴重である。

 淀川水系と言っても広大だが、私にも自転車を駆って割合気軽に行ける範囲ということなら、桜ノ宮橋から川沿いを上って、人工のビーチを見て、グラウンドとか大学の合宿所も見て、毛馬橋〜水門〜そこから河川敷を歩いて〜水道管の青い橋〜赤川貨物鉄橋〜城北大橋〜豊里大橋からちょっと遠いが鳥飼大橋くらいまで、とりわけ「毛馬橋〜城北大橋〜豊里大橋」の間が、野鳥や野生動物を観察するのに絶好ではないかとのことだった。

 今の時期ならカモが次々到来しあるとき急激に数が増大する。カイツブリマガモ、遅れてサギの仲間も来る。ハンター・ハヤブサが狩りをするのは子育てに動物性食料が必要とされる春先がメインで今はどうか。前回私が忘失した「外来種のネズミの親分」の名前は「ヌートリア」だった。年に2回出産するということで、一度に5〜6匹生むがその中で無事大人になれるのはうち1〜2匹に過ぎない。それでも現状どんどん増えているのだから、人間が何か圧力を加えない限り滅亡することはない・・。
 船員氏は鳥の話に留まらずこれから会う予定の娘さんたちの話まで披露してくれて、結局私は1時間以上彼の餌播きと付き合ったことになる。最近の私は初見の人に対しては「聞き上手」であろうと努力はするが、それも相手によりけりである。この人は話も上手なので、こちらも歯の浮くような相槌を打つ必要がない。w
 彼は桃園では食パン1斤をゆっくり千切って投げ、それで終了にする人のようだ。彼も私と同じスズメが好きな人であることは前回述べた通りである。
 前回彼はカラスを適当にうまくあしらっていたが今回は怒りが爆発気味で、近づくカラスには石や棒切れを投げつけていた。私より過激だ。w
 接近したカラスを見ても、ハトやスズメたちが一向に逃げようとしないことが今日もあって、私にはそれがいつも気がかりなのだが、彼に言わせると(美食家の?)カラスにはハト肉やスズメの肉などはおいしくないのだろうということだった。彼はまた「自分が虐めたカラスに樹上から自転車の前籠へウンチを落とされたことがある」とも言っていた。明らかに故意による「カラスの仕返し」だと。
 ちなみに私は「森」の方でスズメに白いウンチ(おしっこ)を落とされたことがある。それはズボンの膝の辺りに見事的中したのであるが、あれはまさか「仕返し」ではないだろうな・・。

 彼と別れた後、私は同じ桃園で少しポイントを中央に寄せて自分の餌播きをした。12時45分の開始で1時間後の終了だった。毎度のことながらハトやカラスには悩まされた。水場もベンチの横に用意したが、今日は曇り空であんまり暑くなかったため半分以上残った。涼しくなって来たらトレイ水場は不要かも知れない。
 足環ちゃんはこちらにも来た。しかし近くを徘徊するだけで流石にベンチにまでは乗って来ないので、他のハトを排して彼(女)だけにパンの餌をあげるのは困難だったのでコメにしたりした。
 スズメちゃんたちは昨日よりは多く来たと思う。それも一瞬ではなくいつまでも眼前の地面にいた。

 寝屋川では京橋方面に渡る橋際に20〜30羽は来た。彼らは桃園のスズメ同様、コメでもパンでもケーキでも、何でもOKだった。
 川沿いの手すりにカラスが2羽待機していたのでどういうつもりかと思ったら、私がその場を去るのを待ってスズメたちを追い払い、2羽でコメ+雑穀を独占して食べ始めていた。私は橋の上からそれを確認したので(追い払うつもりでもなく単に)写真を撮りに行ったらカラスたちは石段から逃げ去ってしまった。

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 ヌートリア大阪城公園にもいるらしい!
そう言えば私はお堀など殆ど見に行かないからね。あっちゃ。

南米の巨大ネズミ大繁殖 京都・鴨川や大阪城では餌やりが問題に

古都・京都の中心を流れる鴨川で、南米原産の巨大ネズミが大繁殖している。
水面を気持ちよさそうに泳ぐ、長い尻尾に白いひげを持つ動物。
南米原産の巨大ネズミ「ヌートリア」。

もともと、毛皮を軍の防寒具として使用するため持ち込まれたが、戦後、需要がなくなり、国内で大繁殖した。
鴨川でも、2011年から急速に増え始めたという。
観光客は、「びっくりしますね」、「まさか、そんなものがいるとは」などと語った。
農水省の調べによると、ヌートリアによる農作物被害は、全国でおよそ1億円。
日本では、北海道と九州を除くほぼ全域で生息しているが、ここ鴨川ヌートリアにはある特徴が見られる。
本来、ヌートリアは夜行性だが、昼間と比べると、夜は明らかに数が少なく、それも子どもだけで、親の姿はなかった。
京都精華大学の村上興正理学博士は「活動が変わってきて、夜行性から昼行性になった」と語った。
この変化に、大繁殖の一因があった。

地元住民や観光客などが日中に餌づけしたことで、ヌートリアは昼間に活動するようになったという。
京都府などは、動物の餌づけをやめるよう呼びかけているが、餌をやる人はあとを絶たない。
ヌートリアに餌をやる人は「僕、自問自答してますよ。あんまりなつかせていいものかと。(今後、餌やりは?)来ますよ。あいた時間の楽しみなんでね」と語った。

さらに同様の現象は、大阪の観光名所でもみられる。
観光地として有名な大阪城にも、ヌートリアが生息している。
大阪城のお堀にいるヌートリア
日中、動き回るヌートリアの陰には、やはり餌づけがあった。
ヌートリアに餌をやる人は「俺だけじゃなくて、何人もやってるよ。別に悪いと思わへん」と語った。
外来生物法には、餌づけについての禁止事項がないため、人々のモラルに任せるしかないのが実情となっている。
農作物などへの目立った被害がないため、鴨川大阪城公園の周辺では、行政による捕獲・駆除は行われていないという。
京都の住民は「やっぱり駆除しないと、あかんのとちゃいますかね」と語った。
京都精華大学の村上理学博士は「(生息域が)今、どんどん拡大してます。できるだけ初期に対処をして、いないようにしないと」と語った。
京都府は今後、看板などを増やして、餌やりを自粛するよう、広く呼びかけていくという。

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 今日(9/20)は「森」でも「寝屋川畔」でも、スズメさんたちの参集は昨日ほど多くはなかった。森では足環ちゃんはやはり石材まで乗って来て一応何度もたくさん食べたが、黒っぽいハトに追い払われ餌を奪われたりもした。彼は周囲のハトから横取りされるのを避け、餌を咥えて他所へ逃げる技も覚えた。これは大きな餌をゲットしたスズメちゃんがよくやるテクニックだ。スズメの場合は逃げても尚数羽が追いかけるが、ハトは追わない。

 ヌートリア大阪城公園にもいるとは驚いたが、外堀は寝屋川系と水門で繋がっているので、誰かが放したりしなくてもあのネズミなら川伝いに入り込んで来ていても不思議はない。
 昨日の記事には「北朝鮮へ食料として送れ」という書き込みがあったが、私も冗談ではなくそう思う。少なくとも、オタマジャクシを蛋白源として食べるよりは数段マシだろう。ヌートリアが増え過ぎて困ると言うのなら、動物園の肉食動物への給餌に使ったらどうか。生餌しか食べない猛禽類には幼児を捕まえて来て食べさせるしかない。
 我々が「屑米」としてハト・スズメへの給餌に使っている米も「小鳥のエサ」も、人間が食べて食べられないものではない。北の高級官僚たちにはせいぜい日本の銘柄米を存分に食べて戴くとしても、食糧難に喘ぐ下々の者たちには「屑米」でも「小鳥のエサ」でも充分過ぎる程のご馳走ではないか。無論これは決して差別的な意味合いで言っているわけではない。「飽食の民」は欧米や日本など、世界の人口の極く小数部分でしかないのである。