ぶうたれオヤジの日記

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スズメ天国(31)♪

 今日は9時自宅発、10時森着で、例によって桃園から森のコースを辿った。桃園の雀たちにはどういうわけか「覇気」というものがなく、充分取れる筈のパン屑をみすみす鳩めらに(!)譲ってしまうことが度重なって私を苛つかせた。「おもいでの森」へ場所替えして私は漸く溜飲を下げるという、ここ数日はいつもこのパターンである。「最初から森で播けばいいのに・・」と言われるかも知れないが、朝一番に私が到着したときには、彼らはみんな桃園に行ってしまっているのだ。桃園では萎縮し切っている彼らも、なぜか森に来ると元気さを取り戻すのである。

 11時を過ぎた頃だろうか、私は少々の食材を残して森を打ち切り、寝屋川べりに向かうつもりで荷物を片付けた。そこへ「日曜日は餌播きに来ない」と言っていた筈のO氏が道具を揃えて突然やって来た。彼は事情で暫く餌播きを休止していたので久しぶりのご対面である。それで私は居残って彼の仕事を見学して行くことにした。
 「片手にカメラ、片手にシフォンケーキの塊」というのが彼の基本パターンである。ケーキの代わりにアマゾン取り寄せの「小鳥のエサ」を広汎に播くこともある。ケーキにはスズメたちが上下から入れ替わり立ち代わり飛んで来て、少しずつケーキを啄ばんで行く。根性良く彼の手に留まって食べ続ける雀もいる。給餌とは無関係に彼は何枚も写真を撮り続ける。彼の給餌は午後1時半くらいまで続いたろうか。雀たちは久しぶりの彼の長時間給餌に余程嬉しかったのか、随分はしゃぎまくっていた。樹上も大層騒がしかった。私が単独で播いていた時間帯などはこれと比べたらまるでお葬式のようだった。とりわけ正午過ぎだったか、突然の驟雨が已んだ直後の、雨上がりの彼らは非常に騒がしかった。数こそ以前ほどではなかったが、その喧噪ぶりを私は久方ぶりに目撃したので、私もつい釣られて、寝屋川沿い用に残しておいたパンと米を全部播いてしまった。あちゃ。寝屋川の雀ちゃんたち、ごめんなさい!