スズメ天国(25)♪
今日も「森」は静かだったのですぐ桃園に移動した。西の端には夫婦の先客がいてパン屑らしきものを用意した袋から出して投げていた。彼らは相手は鳩でも雀でも良かったようでランダムに投げていた。私のように限定的にスズメ主体の給餌をしたかったらそれなりの作戦が必要である。私は彼らから離れた位置にいるスズメたちに向けて『コメ+雑穀』のブレンドを園外通路から播いてみたのだが、するとスズメばかりかハトまでもが大挙して押し寄せて来てスズメたちをどかしてしまった。今日は懸案の『ハトのエサ』1kgをついに開封して半分ほどを持って来ていたので、そこで鳩たちを少しでも先客さんの方に押し返してやろうと『ハトのエサ』を彼らのいる方向へ投げてやったのだが、その効果はあまりかんばしくなかった。ともあれそうやっておいてから、私は彼らとは少し離れたベンチに陣取って給餌を開始したのである。私にとっては鳩たちは『招かれざる客』であることに変わりはないが、スズメのいるところにはハトもいるし、スズメたちの食べるものはハトも貪欲に食べるので困る。『ハトのエサ』はハト限定の食材で、コーンも赤い小粒の実もスズメは食べない。コーンはカラスもときにハトを押し退けて食べるが、スズメには粒が大き過ぎ硬くて食べられない。
今日は食パンなしでコメブレンドと『柔らか卵のシフォンケーキ』そして『鳴門金時の蒸しパン』(玉出スーパーで百円)の3点セットで給餌した。鳴門金時はスズメさんたちには不評で、シフォンケーキのように熱狂して取り合うこともなく、「ハトちゃんに盗られてもいいや♪」みたいな冷淡な対応が目立った。
食パンがなかったので、餌播きは1時間も立たずにほぼ完了した。昨日の今日だから私は今日はカラスを徹底して排斥した。「餌を取る振りをして襲う」というのは本当のことだったと思う。炭水化物ばかりではなく、動物性蛋白質やアミノ酸も欲しいのだろうか。カラスたちもしばし遠巻きに見守っていただけで、しつこく餌場に纏わりつくことはなかった。
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ウィキペディア≪キビ≫によれば:
キビ(黍、稷、学名:Panicum miliaceum)は、イネ科の一年草で、穀物の1種である。日本では五穀の1つとされる。
インドが原産と推定されるが、原種になった野生植物が発見されておらず、詳細は不明である。中国の華北地方では、アワとともに古代の主要穀物であった[1]。日本には縄文時代に渡来したアワより遅く、弥生時代に中国から渡来したと考えられている。
生長すると1メートル程度になり、夏から秋にかけて茎の先に20センチメートル程度の穂ができ、垂れ下がる。秋に花が咲き、黄色い実がなる。実が黄色であることから、「黄実(きみ)」→「きび」となったとするのが有力な語源説である。実はアワより少し大きい。アワ同様、うるち種ともち種がある。実をそのまま炊いて粥にして食用にしたり、粉にして餅や団子などにしたりする。
岡山県の吉備団子も、元々は黍団子の一種で、その名の通り黍粉を原料としていた。吉備と黍(キビ)の語呂合わせから吉備団子と書かれるようになった。現在では、黍粉を使わずに白玉粉などで作られることも多い。桃太郎伝説に登場するキビダンゴは黍で作られた団子であり、江戸時代末期になって登場した吉備団子ではない。
モロコシ(タカキビ)を「キビ」と呼ぶ地方では、こちらの作物を「コキビ」と呼ぶ。サトウキビを「キビ」と呼ぶ地方もある。
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cf.『雀の串焼き』の画像検索結果。
cf.ニュース速報++『スズメの焼き鳥』ピンチ