ぶうたれオヤジの日記

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スズメ天国(24)♪

 今日は10:50には「おもいでの森」に到着したが石畳にハトはいないし辺りは静まり返っていたので、向かい側の桃園の西の端にすぐ移動した。
 そこも最初は「音なしの構え」で静かだったが、挨拶代わりに餌をパラパラ播いてみるとスズメちゃんばかりが殺到して「これはいい!」と思ったが、すぐにハトの大群が押し寄せ、続いてカラスたちもやって来た。結果いつもと同じになってしまった。 
 11:45.餌も大方は播き終わり、桃園は終了するつもりでいたが、水場用のトレイのセットが汚れたためそれらを洗って戻って来てから気が変わって、もう一度桃園の以前播いていた真ん中辺の椅子で店を開いた。あとは寝屋川べり用に少しだけ残しておけばいいので、私はすぐ終わらせるつもりで安易な播き方をした。そこに油断があった。

 ハトたちが蝟集する私のすぐそばまで1羽のカラスがやって来た。そんなことをするのは昨日水を5回も飲みに来たカラスしかいないと思って、私はカラスには小さ過ぎるカステラ片を彼に与え、続いて彼とは少し離れた場所に同じような大きさのカステラを投げた。これが私の浅慮で悪かった。するとカラスはそれをも食べるつもりで(かどうか?)つつと餌に寄って行ったのである。ハトたちもスズメたちもみんな逃げたのだが、1羽のハトだけは(カラスの接近に気付かなかったのかも知れないが)カラスを無視して餌を食べた。と、カラスは突如牙を剥いて猛然と背後からそのハトに襲い掛かったのである!
 襲われたハトは翼の一部を喰いちぎられてしまった。カラスの凶暴な姿を私は初めて見た。

 カラスにハトを食べる気はなかったのだとそのときの私は思ったのだが、最初から食べるつもりで鳩たちの間に割り込んで来た可能性も否定出来ない。いずれにせよ私のすぐ目の前でハトが襲われたことに変わりはない。私の怖れていたことが起こってしまったのである。私は即座に「カア!」と大声を出してカラスを追い払った。カラスは嘴に鳩の羽根を咥えたまま一旦こちらを向いてフェンスに止まったが、私が更に追うと道路の反対側の「おもいでの森」方面に逃げ去った。私が追わなかったらハトはそのまま食べられてしまったかどうか、それはわからないが、いずれにせよ翼の一部を一瞬にして失ったハトは今後単に飛ぶだけのことにも不自由するだろう。それだけならまだいいが、傷口が化膿しないとも限らないし、体の自由が損なわれた鳩は真っ先にカラスたちの狩りの対象にされてしまうだろう。鳩に怪我をさせたその責任の大半は私にある。 

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 寝屋川べりではポイントに拘らず私はあちこちでスズメたちに餌を播いている。大阪城公園で余った食パンとかケーキとかコメ類である。スズメさんたちの反応はまちまちで、彼らが逡巡していると、コメなどはみんなハトたちに食べられてしまう。川べりにはまだ私を信用していないスズメ様が多いのである。でも集まりは次第に多くなりつつある。

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*カラスと言えば「大都会のスカベンジャー(清掃人即ち屍肉処理班)」だそうだが、スカベンジャーを検索したら「フィリピン:暮らしを立てるスカベンジャー」という写真記事が出て来た。こちらは「スモーキーマウンテン」という有名なゴミの集積所でゴミを拾って暮らす人々の話である。彼らの収入は一般農家と同じくらいあるとのことである。一般農家の収入が少ないからである。

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